はずレールガン

もがくしょうもないオタクの脳内

打ち上げ花火、横から見るか?下から見るか?

を観てきた。というより友達に連れて行ってもらった。ありがてぇ。

 

以下はネタバレがありそうな感想。

 

率直に書くと、ヒロインのなずなちゃんにブヒブヒ(する人は)する映画って感じだった。。。

 

シャフト制作、予算もかけているのか、映像クオリティは本当に高いと思う。

のだけど、それが物語のシチュエーションに適合したクオリティだったのかというと違和感しかない。

中学1年生にしてやたらと発育が良く、色気もあるヒロインのなずなちゃん。

主人公?の典道くんより一回り背が高い。まあこの辺は別にいいんだけど…

 

どうにもシャフト特有の女性の性的魅力をアピールする描写(唇の動き、肩や膝など身体の各部のピンクハイライト)が艶かしさに振りすぎていてどうにも…

なんか中1の子なのにそれらしいあどけない可愛らしさがないというか。違和感しかなかった…

 

のりみちくんは問題解決のために苦心して困難を乗り越え努力する…というようなタイプではなく、物語のキーアイテムであるビー玉?のようなものを使って「もしも◯◯だったら」という状態の過去まで戻ることが出来、それを何度も使用することでヒロインとどうにか結ばれる(?)という感じだった。

のだけど、そのどれもが主人公に都合のいいように配置されたツールのように思えてなんだかモヤモヤした。

⇨ヒロインと主人公の惹かれ合う理由が謎。

まあ10代なんだから、恋に恋するとか、ちょっとしたことで好きになるとか、この辺は大した理由なくても納得できるけど。 

⇨「もしも」が実現できるビー玉の存在の都合の良さ

これはほぼ僕個人の持論交じりだけど、こういう「もしも」で都合よく改変できるのが納得できねぇ!

何か失敗してしまったら、過去にその失敗があったことを忘れずに自分の中に傷跡を残して、じゃあ次はどうすればいいか、を考えて同じ過ちを繰り返さないようにもがくのが人間なんじゃないの!?

僕だってたまに「あの頃に戻ってやり直したい」なんて思うけど、あの頃がああだったから今で、そんなこと思うなら今手を動かすなり次に繋がるおセンチの浸り方するべきだと思うんです、

こういう舞台装置は何だか後ろめきで好きくないよ!

 

んで…それが創作物にいうなら、その失敗を経た次の行動がどんな結果につながるかを見るのが楽しいワケで。つまり、その後の行動が成功であるにせよ失敗であるにせよ、です。

 

時空改変ものは、その都合の良さになんらかの制約や罰のようなものを受ける方が好き。因果応報というか、イージー感出てるのはどうも好きになれない。

こういうのでいえば、時をかける少女を思い出すんだけど、あれは主人公が自分の無敵感に酔いしれていたけど、気付いたらもう時間飛べなくなって絶望したりとか報いを受けている描写あったから良かった。だから時間をやり直せずとも正解の選択肢を選ぼうとする、とか、少なくとも努力をしているんだよね。

 

君の名はも入れ替わりものでありつつ、微妙に時間飛ぶ要素あったと思う。けどあれも町?への隕石の衝突という一大事を救うべく行動していたから面白さあったんだよ。そのためにたきくんが仲間と一緒に長旅する。そこにはワクワク感もあった。

 

書き殴ったけど、ストーリーを考慮しないビジュアル面を観るならおおおってなると思うので、ああいう絵柄が本当に好きな人なら行けるんじゃないだろうか。適当。

 

 

これは完全に個人の好みなんだけど、

オリジナル、もしくは原作が小説とかのアニメ映画の人間ドラマものって、ジュブナイル向けでない奴やらないのかなぁ。

それだと数字取れないからやらないのかな?

でもこういうジャンルってなかなかないから、楽しいと思うんだけど…!

 

本当は去年、今年みた映画リストのメモのために記事を書いたのでした。

2016

ガンダムサンダーボルト

ガンダムジオリジン

君の名は。

シン・ゴジラ

聲の形

・何者

ポケモン

この世界の片隅に

2017

虐殺器官

ひるね姫

スパイダーマン ホームカミング

・打ち上げ花火、横から見るか?下から見るか?

 

2016年、本当に最高の映画しかないな。

どれも感想書いたら止まらなくなりそうなやつばっか。

とくに聲の形なんて、事前情報も何もなしにみたらもう本当に心の奥にズキズキと突き刺さったし、すすり泣きするんじゃないかってくらいだった。(恥ずかしさが勝り抑えたけど)

 

すごいどうでもいいんだけど、事前情報なしに映画みるのがかなり楽しいです。

せいぜいメインビジュアルだけみてどのジャンルかを知る程度で、ストーリーやキャラクターの人物像は一切調べずにいく、というやつ。