はずレールガン

もがくしょうもないオタクの脳内

最近みたもの

花とアリス

 岩井俊二監督作品。2015年のやつ。ロトスコープで撮ってたアニメ映画。いちおうミステリー要素あるんだけど、それは単なるちょっとした舞台道具でしかない感じかな。

B級感というか、自嘲的な作風が和やかで好きだった。こじんまりとした感じというか。中学生日記的な話。

 

・トータルリコール

97年くらいだっけ?シュワちゃん主演。火星についての見識を深める名目で視聴。

個人的に好きなのは火星の描写で、やっぱり虐げられる、というか、どうしても自活できない環境下なので地球からの植民地的扱いを受けるのは仕方がないというか…。そういう背景からその土地の描写をする(放射能汚染で半ばクリーチャー的な見た目の人物、空気税の存在、スラム的なエリアの多さ、など世紀末的描写)が好き。火星の大気の薄さや地形的特徴もしっかり描いているのがすき。逆にその他のところはグッと来なかった…

 

・マーズアタック

これも火星オタクになるためにみた。

んにゃぴよくわからなかったです…て感じ。

火星人が地球を攻める理由は最後まで明かされず。地球製の火星人翻訳機によると「地球人、我々と仲良くしよう」みたいなことを言いつつ攻撃してるようだけど…。

 

なぜ攻めるか、という理由がストーリーの主題じゃないみたいだし、監督としてはこだわってないんだろうなぁ。「何考えてるかわからないヤツ」を描きたかったようだし。

ホラーギャグです、みたいな作風だった。僕にはちょっと肌に合わなかった。生き物たちの命のやり取りの描写の雑さ、というか粗さ、とでもいえるだろうか。それを粗雑に扱うことを「ギャグ」として描いている節が合って、どうにもそこがゾワゾワした。邦画でこういうことやったら凄い叩かれそうだと思った(小並感)

それにしても、犬の頭と女性の体をすげ替える生体実験の描写はなかなかインパクトがあった。

 

・オデッセイ

これは今年の初めにもWOWOWで観たのだけど、最近また観た。もちろん火星オタクになるためだ。

この作品はとにかくスバラシイ。人が人を想う気持ち、組織のトップとして内政を考えなければいけない立場の人間、火星の土地の悪条件さ、等多岐にわたる分野の描写が入れ込まれていて、それが2時間ほどで綺麗に描ききられている。主人公の悪態なんかも観てて楽しいのと、極限状況ゆえのストレスからくる言動ともとれて、リアリティを感じさせる。

殴り書きなので駄文アンド駄文…とにかく、本当によくできていて、何度観ても泣ける!!

火星描写で好きなのは、マーズパスファインダーのランダーを見つけて、それを通信機器として再利用するところ。めちゃめちゃドラマチックで胸が熱くなる展開。過去の火星計画にもリスペクトが感じられて大好き。これマジでリアルタイムで映画館で観ればよかった。

友達に誘われてたのに断ったんだよなぁ。アホすぎたなぁ…

 

 

・アニメ版ゴジラ

よく出来てた(小並感)。主人公が単なる直情型とかでなくて、理論を編み出してそれを皆に公開することで焚きつけるという、なかなかインテリじみた所業もやっていて好感が持てた。

櫻井キャラは相変わらず狂言回しというか、思わせぶりセリフいう役だなw

音響のSF感溢れる重厚かつエレクトリックな音が好き。

怪獣惑星の名のごとく、その惑星のあらゆる物質がゴジラに適応した何かになっている、というのも環境への考察が感じられて好きだったなぁ。

これは映画館で観ただけあって、アクション描写が見応えたっぷりで面白かった。

 

 

こんなところ?なんか、オタクって感じの視聴の仕方だよなぁ…。

自分のアンテナを広げなきゃ、と思って、焦るというか自己嫌悪っぽくなる今日この頃です…。