池上彰の番組
家族で観ていた。
父とは語り合いながら最後まで観ていたが、
「核なき世界は実現するのか」という番組中の問いに対して、父も僕も、それは無理なのではないかという意見で半ば合致した。
「核なき世界を訴えるための活動やスピーチも、日本を守る核抑止力をもつアメリカの存在によって安全が保障されているからこそ行える」
アメリカの「核の傘」の恩恵はとても大きなものだ、それを手放すデメリットは計り知れない…等、色々話していた。
あとは、核兵器がなければ、来るべき地球外からの侵略者からの対抗手段を持ち得ない、なんてことも父は言っていた。
冗談のようだけど、完全否定できる話でもない。
僕だって、理想はもちろん、「核兵器のない世界の実現」だ。
だけど、それがない世界の美しい全体像を把握、平和な世界の全体像が、どうにも僕には想像がつかない。
いや、実現した後というより、それまでの過程の悲惨さを考えてしまうというか。
このことを考えると頭が痛くなるし、涙も溢れてくる。
しかし…確実に言えることはやはり、今の日本のあり方はどうも良くない、右寄りに傾いてきているのは、緊張ムードが高まっているから当然のことだとは思うのだけど。
アメリカでもいい!
キューバ危機のようななかなか上手い解決手段で、まずは北の核の緊張を収めてほしい、、、