身の上話
ふと、アニメーターになりたいと思った。
が、貯金はしていなかった。
これから、アルバイトや、派遣に似た職に就いて貯金をし、それと並行してアニメ会社に願書を出して、内定がもらえれば貯金を崩しつつ動画マンとしてしばらく生きていく…という道を考えた。
もしくは、内定がもらえなければ、アニメの専門学校に行くとか。
そのようなルートを考え、覚悟はしたつもりだった。
親にこのことを言うと、それはもうこっぴどく叱られた。お前は現実を分かっていなさすぎる、と。
これから一年で百数十万貯められたとして、その後のお金はすぐに消えて最低限以下で生きられなくなる、とりわけ東京となると特にそうだ、とのことを言われた。
そうだとしても、どうにか生きる、稼ぐと反論した。
それならば、貯金をするにしてもやはり正社員として定職に就いて働け、と言われた。
バイトや、派遣のようなフリーターのような稼ぎでは、各種保険代が高くつくと。
稼いで貯金するにしても、正社員のほうがよほど貯められるのだと。
そこまで現実的なことを言われて、ふと気付いた。
当たり前だが、正社員になれた方が稼げる。
僕は、誰でも分かるようなこの一点に気づかされ、民間企業を視野に据えた就職活動をはじめることにした。
大学四年生。一年間の浪人経験を経ている。
先日、23歳になったばかり。
この記事一つを読むだけで、僕と言う人間の人となりの甘さ、いびつさはうかがい知れるのかも。
そうだとしても、ここまでの経験をさも「いいこと」であるかのように見せ、内定を取っていくしかない。
お金を貯めるために。
ここ最近、本当に夢や、目標だと思えることができた。
それは最初に書いたとおり、アニメーターの道を行くこと。
そうなるためには、お金という障壁があるので、まずはそこをクリアするために働くというやり方だ。
もしかしたら、最初に就いた職場での居心地の良さ、働きの「やりがい」なんかに味を占めて、そこで大半の時間を過ごすことになってしまうかもしれない。しかし、それはやはりイヤだ…
ううん、こんなことを不安に思う時点で…というところはあるのかもしれない。
とにもかくにも、一度明確な夢や目標ができると、その手前にある「やらなければいけないこと」自体は、そんなに障壁にも思えなくなる気がした。
…と、これは将来的なビジョンのお話。
目下の課題は、内定の獲得です。
これからは「就活ブログ」として一ヶ月ちょっと記事を書いていこうかと思います。
空いた時間と、キャパのある限り書く、というくらいの体裁だけどね!