それでも
明日、シフト上では休み。
しかし、集金業務をこなさないと期限内に仕事を終えられない。
なので、僕は特に手当のでない休日出勤をする気まんまんでいた。
…という事情に、更に。
明日、朝刊に駆り出されることになった。
こちらも、手当はでない。
なにせ、普段出勤している配達員さんが休みをとるのだ。人手が足りないということで、僕がまたしても休日出勤をすることになった。
本当に、気が滅入った。
つまり、明日はおそらく、実質約10時間ほどの無賃労働をすることになる。
しかし、もはや僕は、もう「ブラック慣れ」「辛い慣れ」をした。
これらは、拘束時間が長いだけ。もはや、ただの作業なのだ。知的要素は、正直存在しない。
このことは、虚しい。
そして、問題が生じたときに「僕が出ればいいや」と感じる僕の考え方も、もはやおかしいのだ。更に言えば、この事態を改善すべく動かない、僕の上司もおかしい。
要するに、このような現場の形態は、狂っている。
かといって、指摘だけで終わるのは誰でもできるのだ。
問題は、それを訴え、改善に向け自分も動き出すこと。
今の自分にそれが出来るかというと。
無理です。
ただ、「この状況は狂っている」という自分の感覚は正しいと信じている。
なので、このことを忘れないでいようと思う。