メイド喫茶
ケムリクサめちゃおもろいな。情報の出し方隠し方が巧みなのと、なかなかカテゴライズしづらい作風がマジで引き込まれる。
熱量の高い創作物って、本当にステキよね……
本題。
少し、思い出話。
僕は2015年から、何度かメイド喫茶に行っている。思えば、それ以来、年に一度は行っているかも。
当時、大学内で何らかのコミュニティに属すること、さらにそのコミュニティ内でいざこざに巻き込まれること、自身の周囲の評価が落ちることに極度に恐れていたことなどから、学内で異性交遊が出来そうなことに自ら動くことをしなかった僕は、別の空間で異性と交流ができる空間を求めた。
そこで思いついたのが、メイド喫茶にいくということ。
風俗店のようなセクシャリティはなく、出費も落ち着く、「メイド」というオタクにとって「萌え」を象徴するワードから、自分にとっては馴染みのあるものだと思えたからだ。
そして、行くたびに気持ちが揺れた。
つまり、「メイドさんに恋をする」気持ちである。
しかし、敷居の高さは言うまでもない。
結局、大きな行動に出ることはなく終えた。
で、実はここ最近の話。
とあるメイド喫茶というより、「メイドリフレ店」に通っていた。その出費は…万単位だ!!おそらく、2万、3万は行かないくらいかは使ってしまった。
しかしこれは、僕にとっての(もちろん手痛いが)学習費用だと思っている。
そのメイドリフレ店は、周囲をカーテンで囲まれたパーソナルスペースに、客とメイドさんの一対一で対話をするというものだ。
僕はもう、そのときのメイドさんに会話中「あなたみたいのがタイプです」「こんな優しい人がいるなんて」「ツイッターやってますか?」なんて聞かれたものだから、図に乗って、これはいけるのではないかと勘違いをした。
ましてや、都度メールも送ってくるのだ。
いや、営業であることは分かってはいたのだが、少し錯覚を見せるというか、こちらも押せばいけるのではないかと思っていた。
もちろんダメだった。
それは、個人的な食事なんかの誘いをしても、やんわり断られたからだ。それも2度(草)。
で、プライベートの付き合いは忙しいからと断るにも関わらず、本人はツイッターで料理をした、親とカフェに行った、などと発言しているものだから、その気がないということはハッキリと分かった。
そんなワケで、以来(つっても一月くらいの前の話だ)メイド喫茶的な店には通っていない。
そのようなお店で、楽しくしようとすれば、必ず多額の出費をしなければいけなくなる。
僕は「貢ぐことで、刹那的な楽しさがそれだけ増すスタイル、また、コミュニケーションのあり方も、会話というより、その場の勢い、かけ合いに重きを置いたライブ性重視のスタイル」に合っていないことに気がついた。
このような事への投資先を想像できなかったのだ。だから、オミットする。簡単な話である。
そして、一度投資をしたものの、見返りはなかったという失敗も味わった。
この経験もあり、メイド喫茶というか、「セクシャリティ」をセールスポイントの一つとしているお店に出費は、もうしないだろう。
これは、メイド喫茶などのお店、そこのユーザーに対する批判をしているのではない。
たんに、僕というパーソナリティは、考えてみるとそのようなお店のあり方に迎合しなかったというだけの話なのだ。
残念ながら、1時間オーバー…
この記事を書いたこともあるが、ウェブ申し込みとかもしたからかなあ。