レールに乗らざるを得なくなったはずレールガン

もがくしょうもないオタクの脳内

『斎藤さん』の話 3?

4月頃のことだ。

 

ポケモンで萎えた時期であった。何をしていいかわからなくて、でもつながりがほしい。そして持て余した時間の浪費先___それが『斎藤さん』だ。

 

例の『ハンカチ中継』なる枠に夜な夜な突撃していっては、「なにやってんだろ...」と、虚無感と共に我に返る。その繰り返しの日々であった。

下記の子も結末は当然同じではあるが、ちょっと刺激が強かったので忘備録がてら記述しておくことにする。多少なりともおいしい思いができたのは事実であるのだから...。

 

<アキさんの話>

※例のごとく「アキ」さんは仮名です

 

さて、そんなわけで斎藤さんのハンカチ中継に浸る日々だった。

ある時はいった枠。女の子の枠だ。

 

他のリスナーから「かわいいね」とか、カメラONにしたときに「もっと下が見たい」とか、ありがちな流れになる。

が、この子はリスナーからの「個人メッセしてもいい?」「通話いい?」という言葉に快く対応していたのだ。

そこが違った。聖人君子っぽ!と思った。

どうやら、ちゃんと順番に応答をしているらしいのだ。

そして、通話というのは...エロ通話である。

そのような男性の煩悩にもしっかり応えている。

アキさん曰く、『見てくれる人が興奮してくれるのがうれしい』というのだそうだ。だから応えたくなるのだと。

僕は思った。「はぇ~~すっごい」と...

 

僕はというと、その子の枠のなかでクールを気取り、あまり欲望をむき出しにすることなく当たり障りのないコメントを打っていた。

「部屋に〇〇あるね」とか、「学校休み?」とか、「友達見てるよ(ハッタリ)」とか、そんな適当なコメントの数々だ。

そして、それとなく「僕も通話いいすか?」と声をかける。翌日ならいいと返事をもらったので、通話をした。

 

<1回目の通話>

他愛のない世間話から始まった。

お互い、なんか緊張するね、とかなんとか。

向こうからは、こんな事を言われた。

「ナオさん私の枠の中でも普通の人って感じだからなんか逆に新鮮だった」

「通話でもちゃんと話してくれるし聞いてくれるし嬉しい」

いや他の男どんだけ欲望むき出しなんだよ...と、内心正直ちょっと草だった。

とはいえ、一時の性欲の発散だけが目的なら、こういう子とやり取りするのはうってつけだろう。ならば、合理的ではある。

逆に、僕のほうがおかしいのだ。何が目的でこんなことをしているのか。

決まっている。「寂しいから」「一対一で話がしたいから」これが大きかっただけだ。だから、性欲は二の次だ...といえば、それも嘘になる。自分でも、欲求の矛先がわからなかった。

 

「ナオさんエッチなことにあんまり興味なさそう」

「そんなことないよ?だったらこんな風に話したがったりしないよ」

「そうなの?したいとか思うの?」

「そういう風に聞かれたらちょっとなるかな」

「そうなんだ。ちょっとドキドキするかも...」

「そんなん言われたら僕もなんか、興奮しちゃうじゃないか」

 

間が空く、どちらともなく少しずつ息が荒くなる、で僕は言った、

「あの、いいかな、しても...」

「うん、いいよ。」

 

後は、いや、もう既に「オナ電」というやつだ。

で、ピロートークのようなこともした。

 

互いに好きと言い合ったりした。

が、一時的なものだろうということは、どことなく感じてもいた。

 

だけど、確実に僕は、この子を好きになった、認めたくはないことだが.........

 

<2回目の通話>

彼女のハンカチ中継で枠に行ってからの通話だった。

どうやら萎えているらしかった。元気がないようだった。

 

通話では、声をかけた。

よくあるテンプレ文句だ。

「どうしたの?」「なにかあったの?」

みたいな質問から始めた。

 

学校のことだろうと思った。

だから、いろいろと聞いた。

「...なことがあって、...で、...だったから、....なの...」

正直言おう。斎藤さんというアプリがカスすぎて、音質が悪くて何言ってるのかあまり聞き取れなかった^^;

 

(やべぇ...聞き取れんけど聞き返したら機嫌損ねそうだ...)

(ハズレないような返事したろ!)

「僕、あまりアキさんのことを知ってるわけじゃない。でも、僕がこうやって話をしてきた限りだったら、アキさんすごい優しいし、こうやって泣くのも頑張ってるからだよ。今はいっぱい泣いてよう?」

みたいなことを言った。ハズレてたらまずい。た、多分ノーマルコミュニケーション以上にはなるやろ...とヒヤヒヤしつつ。

 

アキさんは言った。

「ウン...ありがとう...ナオ君本当いい人...」

みたいなことをいいつつグスグスと泣いていた気がする。

 

それから、僕は自分の話をした。

仕事で上司が異動になったから僕が上役に近い立ち位置になってプレッシャーがあるということ、今やっていること(ポケモンだけど)でうまいこといかなくて萎えているということ等...あまり具体的には言わなかったけど。

 

で、アキさんからは慰められる。

 

お互いを褒めあってその日は終わった。

彼女は、「もうナオさんとだけお話できてればいいかな」なんて言っていたものだったから、僕はその言葉にけっこう本気になってしまった。

 

 

それがきっかけというわけでもないのだけど、僕は斎藤さんのアカウントを削除した。

こんなのは全部ままごとだ。そんなことをしたって虚しいだけだ。だからだ。

 

でも、その前に、アキさんに僕のLINEのIDを個人メッセで教えた。

 

 

 

削除して3ヵ月近くが経つ。彼女からのコンタクトは、送られてこない。

まあ...そういうもんだろう。

 

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聞くと、彼女は高校3年生だった。

僕が驚いたのは、それくらいの年でも、男たちの欲に応えることに「献身することで、役に立てる喜び」を見出せていたということだ。

そんな子がいるのか...とちょっと驚いた。

いわゆる博愛主義的精神を持っている子なのだと思った。

 

アキさんは他の男ともオナ電をするような子だろうが、そういう精神由来だと思うと、

たんに「ビッチめ!」と思うこともなかった。

 

献身性と、異性愛は別だと思っているからだ。

彼女の献身性が、性的方面にいっただけのことな気がする。それに適していると自分で見出した(当人が自覚しているのかは知らないが)。

 

で、僕のような男と会った時、彼女は献身性、異性愛の狭間で揺れただろう。

なんせ僕はアキさんを口説いたのだから。その後どんな心情へとシフトしたのかは知らないが。

 

僕が思う限りでは、真面目な子だと感じた。

そういう子は、うまくいえないが、幸せになってほしいと思う。

ここで「なってほしい」と自分を抜きにした視点でものを言えない、

つまり「幸せにしてみせる」とか、「一緒に幸せになりたい」という気概をもてないのが、僕の男としての甲斐性のなさである...

 

とにかく、一時とはいえかなり甘々な時間を過ごせてよかった。

というお話でした。斎藤さんというアプリ、しね(謎の暴言)