落
落第だぁあああああああ
夏にさらっと一周して以来さわらずでコレ...無勉で半分近くだぜ?
落第は落第です。
心の中のもう一人の僕が言っている。
「お前は落ちると分かっていてなぜ受ける?最初から分かっているならちゃんと勉強していてれば受かったんだよな?つまり計画性がないということでもあるし社会人としてタスクについて学びそれを掘り下げる意欲があれば無勉いえども合格ないしはそれに近い点数を取っていたハズだ。つまりお前は無能だ。」
う、うおおおおおおおおおおおおおおおおおお(椅子から転げ落ちる)
☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺
試験会場から出る時、同じく受けていた別の女子二人組との会話を耳にした
A「どうだった?私バカだわ~、480点だった」
B「私は772点だったよ」
A「やば、めっちゃ頭いいじゃんw」
近くでそれを耳にした僕。
会場のドアを出た後、帰路はその二人組と同じ方向だったが、僕は逆方向に歩いた。
「アアアアアアアア!!!!!!!
クソッ!!!!!!!!!!!!!!!」
唸るような雄たけびと共に、意味もないのに駆けだした。こっわ。
そして駆けだして僅か10秒。早くも息切れで歩みが遅くなる。
体力、無............
そしてたどりつく大通公園。
イルミネーションに彩られる。
それを談笑しながら通りすがる家族、カップル、友達。
孤独な僕。
アァ...テロリズムや反骨精神、ロックでありたい、厨二病、孤高、
そういった言葉で形容されるメンタリズムは...こういうギャップから醸成されるんだ。
お前らは群れていてそれを享受することで何も心にとどめない。
ただ消費するだけだ、呼吸をするように、その空間にいることに何の引っ掛かりも覚えずにその時を過ごし、忘れていく。
僕は違う...お前らとは違う!!!!!!
笑い男だとか、ジョン・ポールだとか、槙島聖護だとか、そういう人物にでもなったかのような気分だった。
ナニがしたいのだろうな。
心の中の僕2人は、こう言い争っている。
明日…再受験申し込みをする!!!!!!!