「バケモノの子」描写の雑メモ
●図書館のシーン
・クジラ のちの描写の象徴 白鯨
本来、静かにすべき図書館で
・九太が 女の子に話しかける→人間の世界の不文律に則っていない バケモノ世界の流儀でいきてきたから
ふつうに話しかける、おだやかな口調、純粋な知識欲
・うるさい高校生達 図書館の本来のつかいかたを守らない おもんぱかる気持ちのなさ
ふみにじる気持ち への懲罰
・暴力でない制裁 言葉による制裁
●駐車場、二人の逢瀬、会話
・九太のこだわらなさ、半分、バケモノっぽさの演出
・桜
たっている少女、すわりこむ楓→本読んでいる 知識欲の飢え
時系列をスキップ気味に表現するカット
カメラは真正面 アイレベルもほぼ真正面 壁画のような感じ
・劇中劇の使い方 白鯨の「復讐」の暗喩→「つよくなって見返してやる!」
↑コレに対する楓の感想「自分自身と戦っているんじゃないかな?」
「クジラは自分を映す鏡」
間接的な、九太の本質的な部分を包括する楓のやさしさ、鋭さ
・本音を言う楓 本音を話すときに、目は九太に合わせていない しかし、九太がその楓を目を見開いて見ている
<それ以降...>
・九太「やっぱムリだよ大学なんて」→熊轍への「すぐムリだとかいう」とのたまっていた自分に帰ってくるブーメラン、皮肉の描写
・「でも、こんなカンタンにわかるなんて」→現実のあっけなさ、ドラマのなさ、ドライさ
・アパートの前に待ち続ける九太 段々と部屋のライトがついてくる →時間の経過
・父の前をよこぎる子供→子供が脳をよぎる→自分の子供→蓮 ときづく
・高校 校門の柵越しの楓と九太
・クジラ のちの描写の象徴 白鯨
本来、静かにすべき図書館で
・九太が 女の子に話しかける→人間の世界の不文律に則っていない バケモノ世界の流儀でいきてきたから
ふつうに話しかける、おだやかな口調、純粋な知識欲
・うるさい高校生達 図書館の本来のつかいかたを守らない おもんぱかる気持ちのなさ
ふみにじる気持ち への懲罰
・暴力でない制裁 言葉による制裁
●駐車場、二人の逢瀬、会話
・九太のこだわらなさ、半分、バケモノっぽさの演出
・桜
たっている少女、すわりこむ楓→本読んでいる 知識欲の飢え
時系列をスキップ気味に表現するカット
カメラは真正面 アイレベルもほぼ真正面 壁画のような感じ
・劇中劇の使い方 白鯨の「復讐」の暗喩→「つよくなって見返してやる!」
↑コレに対する楓の感想「自分自身と戦っているんじゃないかな?」
「クジラは自分を映す鏡」
間接的な、九太の本質的な部分を包括する楓のやさしさ、鋭さ
・本音を言う楓 本音を話すときに、目は九太に合わせていない しかし、九太がその楓を目を見開いて見ている
<それ以降...>
・九太「やっぱムリだよ大学なんて」→熊轍への「すぐムリだとかいう」とのたまっていた自分に帰ってくるブーメラン、皮肉の描写
・「でも、こんなカンタンにわかるなんて」→現実のあっけなさ、ドラマのなさ、ドライさ
・アパートの前に待ち続ける九太 段々と部屋のライトがついてくる →時間の経過
・父の前をよこぎる子供→子供が脳をよぎる→自分の子供→蓮 ときづく
・高校 校門の柵越しの楓と九太
ふたりの立場の「壁」の暗喩 人らしく生きた人、半・人らしく生きた人→「普通になれるかな?」...柵越しの世界をみる(学徒たち)九太
・弟子、子供と認めたからこそ手を出さずに言葉でまるめこもうとする熊轍、手を出すようになってしまう九太
・弟子、子供と認めたからこそ手を出さずに言葉でまるめこもうとする熊轍、手を出すようになってしまう九太
・「挨拶しなきゃ」という父、ついていく九太
ふたりの少し離れる距離 父は自転車を降りて九太に合わせる
・「昨日?」カバンを落とす九太 ショックのニュアンス
・感情的に怒るけども、自戒する心も弁える九太
・8年後、熊轍と猪王山の対決、窮地に応援に前に出る九太→最初の二人の戦いのリフレイン→応援時にKOしたが、8年後はその応援で熊轍がパワーアップするという「つづき」の描写で強くなったことを描く
・宗師さまが対決で、剣が刺さったことに「ひぃ」という→剣がなくなったことに気付かない→老衰のニュアンス?
・多々良と百秋坊の寂しげな顔でいう「誇らしい」→含意的な表現、今まで見守ってきた者の巣立ちを寂しく思うも、それ自体は祝うべきという、心の気持ちと頭で理解することのギャップ
・親に何も言わずに出て行く楓、不在着信を九太のだとわかる楓→九太への気持ちの描写、「ひとりで出て行く」の伏線の実行
・鞘のままで戦う九太、刃を抜いて戦う一郎彦→殺意だけ、掟すらやぶる一郎彦、諫める気持ちの表明である九太
・地下鉄内の九太と楓→ふたたび楓の本音を話す描写 リフレイン、今度は九太を見つめるときもある、表情も明るく笑顔→距離が近付くニュアンス
・炎の大太刀→イントロムービーで事前の説明あり
・熊轍と九太→戦うときに、互いが互いをコーチングする
・手首に巻いた本のしおりの糸→「闇」を抱える、それを不安に思う者、最終的に、九太はそれを必要としなくなった→闇が取り払わせたから、一郎彦に託した→楓から九太、九太から一郎彦へと託す
・「昨日?」カバンを落とす九太 ショックのニュアンス
・感情的に怒るけども、自戒する心も弁える九太
・8年後、熊轍と猪王山の対決、窮地に応援に前に出る九太→最初の二人の戦いのリフレイン→応援時にKOしたが、8年後はその応援で熊轍がパワーアップするという「つづき」の描写で強くなったことを描く
・宗師さまが対決で、剣が刺さったことに「ひぃ」という→剣がなくなったことに気付かない→老衰のニュアンス?
・多々良と百秋坊の寂しげな顔でいう「誇らしい」→含意的な表現、今まで見守ってきた者の巣立ちを寂しく思うも、それ自体は祝うべきという、心の気持ちと頭で理解することのギャップ
・親に何も言わずに出て行く楓、不在着信を九太のだとわかる楓→九太への気持ちの描写、「ひとりで出て行く」の伏線の実行
・鞘のままで戦う九太、刃を抜いて戦う一郎彦→殺意だけ、掟すらやぶる一郎彦、諫める気持ちの表明である九太
・地下鉄内の九太と楓→ふたたび楓の本音を話す描写 リフレイン、今度は九太を見つめるときもある、表情も明るく笑顔→距離が近付くニュアンス
・炎の大太刀→イントロムービーで事前の説明あり
・熊轍と九太→戦うときに、互いが互いをコーチングする
・手首に巻いた本のしおりの糸→「闇」を抱える、それを不安に思う者、最終的に、九太はそれを必要としなくなった→闇が取り払わせたから、一郎彦に託した→楓から九太、九太から一郎彦へと託す
・「バケモノに育てられてた、バケモノの子だ」→目をさます一郎彦の周りにいる、彼を育てた「バケモノ」たち...父、母、次郎丸
・笑い合うも目を合わせない熊轍→意地っ張り、入道雲の方をむく→九太も朝焼けの東の空を見上げる
・ラストシーン。勉強する九太、を見つめる母と父
→母(チコと、実の母の写真)、父、熊轍
→半分、バケモノ、半分、人。その後にタイトルコール。文字通りの「バケモノの子」。
関係ない話
・渋谷と渋天街 「渋」の文字で現実と異世界がリンクしている?
・渋谷と渋天街 「渋」の文字で現実と異世界がリンクしている?
↓ここの会話劇のコンテのつなぎ方とレイアウトがすごい。
次郎丸と九太が会話する=バケモノと人が年を経て仲良くなる、その一方で疑似家族である次郎丸の兄・一郎彦はというとコレ。
若干ヒキで表情は見えない。不穏にも屏風に描かれた猪の絵を引き裂くように、会話に「割っている」一郎彦。割って入る、は、関係を引き裂きたい、といった不穏なニュアンスとのダブルミーニング。
不穏感をあおりつつ、若干アップになったカットでは笑う一郎彦。うーーんここの流れイイ!!!しかもアップで憎しみを募らせるような表情とかでなく、笑顔…というまだ包み隠せしているような描写がすごいすき トリッキーだ。
・富野いなぁ...みたいに思ったところ
は
ダンバインの「俺は人は殺さない!!その怨念を殺す!!」で、