はずレールガン

もがくしょうもないオタクの脳内

人を殺した夢をみた

人を殺す夢

なんでみるのか


殺した時の心理

これからどう生きようかという絶望

牢屋の中で数十年過ごすのも、そこで思索にふけって生きられるのであれば、悪くは内だろうというどこかの諦念のような気持ち

白夜行のドラマを観ているときっぽい気持ちになったなぁ

あまり状況を思い出せない

誰かを殺したかはわからないし、どうやって殺したかも覚えていない
明確に覚えているのは、自分が、人を殺し、その状況に焦りと不安と絶望を抱いた、という情動リアクションだけをはっきり覚えている

また、深夜の中だろうか。少しだけ目を覚ましたときに、それが現実か否かの区別をはっきりつけられず、今までの記憶のなかで 誰かを殺したことがあったかどうかを追想し、曖昧な記憶の中で「あっでも殺したっけな...?」というような感覚をも思い出して焦ったとも思う、ただ、夢の中よりは罪は重くないだろうから、逃げられるはずだ、とも思った

というか、これからの人生、殺しを犯したあとに逃げるなんてちょろいだろう、と思った記憶がある

なんでこんなことを思ったのだろう

この夜は眠れなかった。睡眠導入剤的に、ワインを2杯飲んだのだけど、それでも眠れなかった。計一時間ほどの運動をして、それなりに外にも行っているのだけど、それでも眠れなかった。ただ、この日の昼間はとっても寝た。昼に寝過ぎたから、夜眠れなかったのかな?
後は、夜も少し深くなってきた24時ちかく、外からははしゃぐ若い男女の声が聞こえてきた。そのことに羨ましさを感じもしたし、実はそれがどんな様子なのか、外で遊んでいるのか、僕の住んでいるアパートの前で、花火でもしているのか、と気になって、ふらっと外を十数分歩き回った。誰もいなかったけど。

人寂しすぎるのかな...?というか...僕は...


誰かを殺した夢をみたときの心理についてちょっとだけググった。
問題から逃げたい欲求があるらしい。もしくは、目を背けているとか。

絵描きとして生きたいって思っているのに、ぜんぜん絵描いてないからだな。

アニメ観るのも、映画観るのも、漫画読むのも、本読むのもいいけど、、、
そういうののインプットを「そういう自分」の演出の為に消費するんだったら...それはナンセンスだ。

ていう、自分の中のぐらついた気持ちが、投影されちまったんかな

アイデンティティの悩みなのかな?そういうんが、きっと出てきちまったんだ...


まあでも...この夢、いい夢だったと思う。
僕は、普段、こんなことを考えているから、こんな夢をみたのだと。
殺したという行いに対してのリアクション、その情動の重苦しさと生々しさ、夢だったとしても、味わいたくない感覚。それでも、味わってみたくなるかも知れないアンビバレンツ。
そんな貴重な体験を、夢をみることを通して味わえた。
そして、目が覚めて、意識が明瞭になった瞬間、殺しなどしていないとちゃんと分かったときの、救われたという確かな気持ち。
ある種...至福のときだったじゃないか。

僕は、真っ当な人間なんだと思う。

ただ、ひとつ、本当に懺悔のようなことを言うと。
小学校4,5年生くらいの時。
学校の帰り道で、クラスでワルっぽい体格の大きい男子に僕は絡まれて、ケンカのような雰囲気になった。生身の対決じゃかなわなくて、劣勢になっていたのもあって、キレかけた僕は...筆入れからハサミを取り出して、そのカバーを外し、その男子を追い回した。
 あのとき、彼は一目散に逃げ出した。「ウワアアア」とか言って。それははっきり覚えている。だって「ああ、こんなことすれば勝てるんだ!」て実感したから。
でも同時に、彼を追いかけ回しながら思った。そこは通学路としてはわりと主流のルートで、道の中に他の帰路に就く生徒もいたと思う。ぽつぽつといたと思う。し、道沿いに建っている一軒家だってちらほらある。そんなだから、彼を追いかけ回しながら、「これ、誰かに通報されるんじゃ。チクられるんじゃ、捕まるんじゃ...」と思った。
 しかし翌日、とくになんてことはなく一日は進んだ。...と思ったけど、
給食時間、片付けの最中、クラスの長身昭和美人っぽい感じの子に、耳元でいきなり、あることを言われた。「なんであのとき○○(↑の例の男子)殺そうとしたの」と。
 不意打ち的な出来事にビクっとなって、僕は何も答えられなかった。
このケンカ(?)にまつわるお話は、これ以降はナニもない。学校では、その女子はクラスで男女誰とも打ち解ける感じの人だった(カースト上位っぽい感じの雰囲気、ちょっと戦場ヶ原ひたぎ感あるかも)から、以降も普通に僕は彼女と会話もした。この話題はしなかったけど。
 このエピソードは、誰にも話せていない。厨二自慢と思われてもイヤだし、サイコに片足突っ込んでる人間だと思われて距離をおかれてもイヤだし。だけど僕は、どこかで、これが「子供のケンカの範疇で、よくあることよ!!ナオ、根暗なのによくやった!!」と肩をどんどん叩かれてワハハと笑い流されてほしい話題...飲み会での笑い話のネタにでもなってくれるような話であってほしいなと思ってもいる。
でも、そんな風に流されちゃ、当時の例の男子に悪いか...ぶっちゃけ、こういうこと思い出すと、ちょっと思う。あの人に、あの時はすんませんした!!と謝りたくなる。