はずレールガン

もがくしょうもないオタクの脳内

テレビ塔に行った/テレビ父さんへの不満

 ふと、何を思い立ったか、さっぽろテレビ塔、訪ねてなかったなぁ...

と思い、展望台へと入った。

入場料金は大人800円。

この1000円近くの値段があれば、高度90メートルから札幌市の中央部分を一望できてしまえる。

大人であれば。働く権利を有するものであれば。

北海道の最低賃金は、八百数十円(そろそろ889円になるらしいが)だ。

出来高制なんかではない、時間労働の仕事なら...

1時間も労働をすれば、この景色を一望する権利を有することができる。

北海道という土地に、十数年も生きていれば。そして、大通公園の中心部へと到達できれば。何らかの労働をすれば。

それだけで、この景色を一望することができる。

それだけで、高度100メートルにもなろう建築物の技術体系と歴史を、垣間見ることできる。

 

 たしか、僕が小学1年生だったころ。

幼馴染で家が近所のA君、K君と、僕の姉もいたか?の3人or4人を我が家のおばあちゃんが引率して、バスでテレビ塔まで連れて行ってくれたということがあった。

その時、展望台だかでプリクラを撮った覚えがある。

当時のプリクラは、スマホのカメラロールに収めてある。(プリクラそのものでなくプリクラを写真に収めた写真がある...ややこしい。プリクラそのものはなくしちゃったこも、、)

本当に純粋に、「たのしい」という一言で言い表せる思い出。

 

 で、多分、それ以来、僕はテレビ塔に入っていない。小学校の社会見学で訪ねたかもしれないが、記憶にないのであれば...ノーカンだ(どんな理屈だ)。

 それに、誰かとプライベートで一緒に行く、なんていうこともしていない。ランドマークを訪ねる関心のない身分であり、また、そういった場所を訪ねたいと思える人との関係性を築き上げようとしなかったという証左にもなってしまう。

 

 まあでも、純粋に、訪ねようと思った。僕は札幌市民だ。なのに、札幌を象徴するような土地性を表すものに、関心を寄せなかった。これは、アンテナがなかった。

そう思わされた。

 

slowinternet.jp

そんなことを、↑の記事群を読んで思わされたから。

 

だから、現在の自宅から自転車で20分とかからない距離にあるテレビ塔を訪ねた。

 

 

 

写メのあれこれ。

雑多にのせていく。

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テレビ塔沿革に関する写真と文章

 

ja.wikipedia.org

テレビ塔のカラーリング、当初は銀色だったそうだが時代と共にカラーリングが変更となっていったそうな。そして現在に至ると。

後、当初は塔内にプラネタリウム、子供の遊ぶ空間(プレイルーム?)、地下には映画館が付属していたが現在はどの施設も廃止。理由はわかんね。

 

 


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ほぼ垂直の角度かと思ってしまうかのような、見下ろす視点がすき

こえーよなぁ


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すすきのの観覧車


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向かいのビルに反射してうつるテレビ塔


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肉眼でみると、写真以上に、巨大建築物の真下にいることを体感させられる

その感覚は、シンエヴァのポスター?パンフのティザービジュアルにもなっていたコア化された塔を真下から写している画がよく教えてくれると思う

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www.youtube.comちょっとテスト的に動画をあげてみる。

スマホのやつだけど、アップロードしたらすげー画質わるくなった、、

 

で、どうでもいい話なんだけど、

僕はあまり、テレビ塔のカラーリングが好きになれない。

なぜかというと配色だ。

「いわゆるハレーションカラー」を想起させる気がするからだ。

 

 

https://libertyde.org/post119/

 

 

「ハレーションカラー」については↑のリンク先が詳しいです

 

テレビ塔のシルエットのカラーラフっていうのかなぁ。

そういうのを図示すると

 

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↑こんなだと思っている。

赤と緑の境界。ぎらついて見づらいったらありゃしない。

 

がしかし。

実際はこんなに見てくれがじらじらではない。

 

実物のテレビ塔は、周囲の気候・光量によって色合いが多少はなじみ、

また立体であることによって影が生まれ、その影色を黒と認識し、

そこまで刺激的な建造物にはとらえていないのかもしれない。

 

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テレビ塔は中央エレベーターの骨構造やこんな具合に、スカイラウンジ(緑の部分)上部は白い構造体を用いているためか絶妙にこんな色バランスに脳が捉えるのだと思う

 

赤と緑の部分を無彩色で切り離すとそれだけでカラーリングはなんとかなる。

 

また、鉄塔のような構造であるため、一面を広く赤一色で塗りたくって膨張色的にとらえることもない。

ヤマダ電機の店舗デザインなんかどうだろう...

あちらは壁一面をクリーム色で塗りたくったいびつな外観をしていて、正直街並みによっては周囲との協調をぶっ壊しているんじゃないかというくらいいびつな存在感を放っているように感じてしまうんだけど...

あちらは直方体がずしんと地面に根差しているからおきる現象だ。

対してこちらは鉄塔だ。 だから、配色的にはウウンと思っても実際はなんてことなかったりする。

けど...問題はテレビ父さんなるキャラクターのほうだ。

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こやつの配色の節操のなさといったら。

画像→の写真なんかどうだろう。かなりハレーションカラーに近しい自体が起こっているのではなかろうか。

 

スカイラウンジ部と赤部分の不調和。

...しかし、着ぐるみでなくキャラクターイラストとなるとギリギリそれを防いでいる。

それは、「黒い輪郭線を引くことでギリギリハレーションを防いでいる」からだ。

 

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ようはこんな。

 

で、テレビ塔さんの着ぐるみは、こうすると多少はぎらつきがなくなる。

 

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緑部の輪郭に黒線引いただけだけど。

 

そんなわけで最終的にはテレビ父さんdisのようなものへと行きついた謎の記事。

 

僕はテレビ塔への愛があるとかではない...が、よい建物がそこにあってくれる、とは思う。

テレビ父さんも、別にキャラクター性だとか、設定やマーケティング云々に腹を立てているわけではないし、別にいいんでないのという姿勢だけど、配色にだけは...どうもなぁと思っただけだ。ゆるキャラ的な表情だとか、好きな人は好きなんじゃない?というくらいのスタンス。