はずレールガン

もがくしょうもないオタクの脳内

undertaleすげぇ面白い

初回プレイをクリアした。

友達に誕生日にシリアルコードもらってたからやるタイミングはあったんだけど、今まで放置してたのでちゃんとやってみるか...てなったところ、物凄い面白かった。

 

個人的にメタトンが変身してからあたりからが演出すごい良くてほんと楽しかった。

あの戦闘が個人的に一番苦戦したし。

 

自分のプレイスタイルは「なるべく敵を倒さないようにするけどボス戦で詰むの嫌だからそれなりにLVをあげて話を進める」スタイルでいたら、終盤で見事後悔したね。

 

アズゴアに関しても最期はMERCYコマンドを選択したけど、

その後の展開でびっくりした。

 

アズゴア戦もそこまでの流れが非常に素晴らしい。

トリエルを思わせる人格者でありながら、それまでに地下世界に落ちた人間6人を殺しているという業の深い人物。

だとしても、その業の深さは自覚しているがゆえだろうか、

「この先に進む覚悟は自分も決まっていない」なんて主人公に投げかけるシーンはちょっと衝撃受けたなぁ。

バトル時もBGMめちゃ熱いんだけどどこか哀愁を漂わせるようで、アズゴアの心情と重なるようで泣きと熱さの入り混じってすげぇ興奮した。

この戦闘に限っては主人公に「MERCY」コマンド消えてるのもよかった。

作中の主人公としては戦う覚悟を決めているんだよな。戦闘中のコマンドテキストも情緒的な文章は一切なくなるし。

 

 

それにしてもフラウィー戦の不気味な演出たまらないわ...

まどマギの魔女とか、ニコニコ動画のぴろぴと氏の作品とか、エヴァ的なああいう不気味系演出は本当癖になる。演出が鳥肌立つようでゾクゾクくる。

が、今までけものフレンズ.exeの動画見たりとかであの手の演出の事前情報をちょっと知ってしまってたおかげで、純粋な感動を得られなくて後悔した。。。

 

このルート、非常に演出面では魅せに魅せてくれて息を呑む展開の連続なんだけど、終盤の純粋なストーリーがどうだったか、を考えるなら

フラウィーの存在がちょっと都合良い感出ちゃうよね...

それまでのアズゴアやその家族、関わった人間たちの話はちゃんと明かされ、

そのうえで主人公と戦い雌雄を決し、主人公の勝利に終わり、両者が和解できたうえでどうオチがつくか、というときにフラウィーとかいう謎の横やりに突然殺されるとかいう...。

もちろんフラウィーはそれまでに何度となく姿現していて、本心のどす黒さが垣間見えるような描写もあったけど、じゃあなんでそこまでいきなり殺傷能力身に付けてるんだよみたいな...。パワーアップの理由付けが欲しくなるよね。

他のキャラクターは「モンスターだから」でハッタリきくけど、

フラウィーに関しては地に根っこ生やしてるただの花じゃねぇか!

と思いつつ、なんか煮え切らない感情でエンディングを迎えた...。

「本当に大事な話のオチを逸らされたから煮え切らない」というのが率直な意見だろうか。

けどフラウィーいないとメタ的な視点でモノ言える存在もいないし、こいつ自身は必要だよね。

なんか設定厨っぽい思考回路なんかね、これは。

 

 

どうにも中途半端なプレイスタイルが招いた結末のようで、

まさに自分自身!!のように思えて非常にツライ思いしましたね...

 

ともあれこれが有名作品たる理由も味わえたしマジで面白かった。

今後もちょくちょくやっていきたい、本当に大好きだ。

 

プレイしていてMOTHERを彷彿とさせる場面が多々あったなぁ。

フィールド歩いてる途中に何度も電話してお助けキャラからの会話とか、

終盤の施設を昇っていくシチュエーションはどことなくMOTHER3のエンパイアポーキービルっぽさを感じたりとか。

ただテイストが似ているというだけで、この作品は完全に独立できているからすごい魅力的。戦闘システム本当に楽しい。難しいけど。

 

あとは「モンスターは愛や希望などの善の心から構成されている」なんてのも明かされていて、モンスターたちが温かみ溢れるキャラクターだらけだったのはけものフレンズと似たものを感じたなぁ。

「のけものはいない」世界。

けものフレンズ.exeなんてものを作りたくなる気持ちがよくわかった。