はずレールガン

もがくしょうもないオタクの脳内

スクライドみた

アマゾンプライムで観ていたやつを観終えた。

 

最ッッッ高なコレ!!!!

 

色々も感想を文章で書いて伝えるのがナンセンスに思えるほど、ビンビンと男としての何かの心を突き動かされる。

ストーリー、キャラ、BGM、演出、どこを見てもマジで良い!!!

というかどれも良いからそれが合わさって神!!にみえる!!

 

ので是非とも何らかの媒体で見ることをオススメします。性別が男性の方々は特に。

 

 

マクロな視点から見ると主人公の視野や方針がとてもちっぽけに見えてしまうとか、そんな成長でいいのかよ!?なんて作品は多々ある。

この作品も、主人公が大勢のために何かたいそうな事をする、とかそういう思想の持ち主ではない。

ただの独善で、それを実行する男なんだけど、本当にそれを初志貫徹しているから見てて本当に気持ちが良い。通快で爽快。

理屈は良い、自分にとってすべきと思ったことをするだけだ!!というのがカズマ。

そこの勢いが全てで、物語の因果関係や細かい理屈をどうでも良くしてくれるほど。

なんだろうなこの気持ち良さと熱さは。

 

そして物語も要素要素で燃えるシチュエーションをとことん詰め込んでいるから最後までダレない。

燃えたシチュエーション

・仲間の死を乗り越えるカズマ

・小難しい理屈や、弱音を吐かないカズマが実は疲弊していたことがわかるストーリー中盤、そしてそこからの立ち直り劇

・カズマの新形態への覚醒、からの「意地があんだよ、男の子にはなぁ!!」

・作中最も凶悪強大な敵(無常)を倒した後の、カズマと龍鳳の理屈抜きのラストバトル

・「文化」を最期まで大切にし、そんな2人を見届け、己の美学を貫きながら静かに終えたクーガー兄貴

・ストーリー終盤に近づくにつれてOPの歌詞が2番に変わる、映像のマイナーチェンジ

・しかもカズマ寄りの映像と龍鳳寄りの映像がある

 

キャラクターも26話だけあってそれなりに青く出てくるけど、どいつもキャラ立ってて、雑な扱いを受けることがなくそれぞれの役割をしっかり果たしているからちゃんと印象に残る。

え、アイツなんだったの?というキャラがいない。凄い。

 

そして、おそらく全てのキャラクターの相関関係がカズマもしくは龍鳳に収束していく。ここが上手くて、ちゃんと2人の男の物語としてまとまっている。雑多にキャラクターが存在しているのではなく、ストーリーに沿った適切なキャラ配置でいて、それでいて機械的にそれらがいるのでなく、誰もが生き生きとしている。

なぜなら、作中最も生きる力に溢れるカズマと、そして彼に最も近く、彼の影響を受けた龍鳳という、2人の男の生き様に、キャラクター皆が生きる力を分け与えられているからだ。

 

あぁ〜〜谷口悟朗監督作品はやはり素晴らしい。

この監督の作品。社会的な善悪は別にして、主人公に何らかの哲学があり、それを最後まで一貫して通そうとする。そこが気持ちいい。

以前は無限のリヴァイアスにガッッッチリと心奪われていましたよ。

 

同監督作品で、ガンソード実は観てないのでいずれ観ます。