ガンダムサンダーボルトBandit flowerみた
ネット配信のやつは観てなかった。劇場でまとめて観られる良い機会だったので、劇場まで足を運んでみてみました。
ほんと、ほぼCG使ってないのに空間戦闘の描写上手すぎて素晴らしいな。
アトラスガンダムの活躍ももちろん最高なんだけど、個人的にはイオ搭乗GM改のアクロバティックなアクションが最高に最高。
エースはワンオフ機もしくは高級機に乗らずとも十分に活躍できるってのが本当にシビれる。
08小隊でも、ノリスがコアファイター乗りに対してアクロバティックな挙動で次々と撃破するシーンがあったけど、あれ思い出したなぁ。
宇宙育ちだと重力に捉われない発想での動きをするという、とても好きなシーンだったけど、サンダーボルトのもまさにそれ。
この作品、MSアクションに重量感ありながらも、きちんと動くところは派手に動いてくれるし、マジで素晴らしいよ。
あとアッガイの活躍ったらないね。センサー特化、格闘兵装、ミサイルランチャーなんかの各種装備、プレバンで出ないかなぁ。
ダリル機の頭部センサーの形、すごく形部さんっぽさを感じたけど多分違うのかな?
とにかく、アニメでアッガイを動かすにあたっての工夫が仕掛けられていてとても素敵だった。
…で、ここまでサンボルすげーってなるの、これの前座としてトワイライトアクシズやってるから、尚更よく感じられるんだよね。
それだけ個人的にはトワイライトアクシズが微妙に思えてしまった…。
こちらは、個々のカットの描き込みは本当にしっかりしてるんだけど、全然動かねぇ。
多少作画崩してもいいから枚数増やして動きを自然に…と思わずにはいられない。
というかそれ以前に、お話づくりの各所において突っ込みどころが多すぎて、ここじゃ書ききれないよマジで…。
第一戦闘発生のわかりやすい理由もないし、大した因縁もないのに後半でドラマチックにまとめようとしてるし本当に訳がわからない。
ドラマっぽい演出をしようとしてるのは分かるんだけど、それまでの積み重ねの過程が駆け足だとか、説明不足すぎてマジで理解に苦しむ。
この企画は正直見てるこっちが恥ずかしくなるわ…。マジで同人の同人の同人みたいな、何番煎じかも分からないやつじゃん…。
戦闘アニメもビームの色がやたら鮮やかだったり、ツインアイとかモノアイのアップにする描写多すぎてなんだかなぁ。
近年の宇宙世紀作品、ビーム描写も重々しく描いていたり、乱射とかもないからなおさらそういうの目立つんだよね…これがアナザー作品なら文句もなかったろうけど。
確か監督がビルドファイターズでメカ演出やってた人なんだよね。
そういう派手派手路線も許される作品なら許された演出だけど、純粋な宇宙世紀作品にはマジで似合わねぇ…。
あと富野カットインは偉大だと気づいた。機体写す⇨パイロットの台詞(コクピット全景写しながら)⇨アクション
これマジでテンポ悪くなるな。いっきに茶番感でて冷めてしまう。
なんかの都合で富野カットイン方式は動かすの大変だとかでやめたんだろうけどね…
一方でサンダーボルトでは、戦闘描写においてパイロットの台詞言うときは先述の富野カットインもあったし、テンポ良くする工夫があった。
というワケで、格差がハッキリ現れていて、二作品両方を振り返って考えるとなんとも複雑な気分になってしまう。