2021-08-15 はれのそら いちめんに拓けた空が 限りなくつづいていく その透き通った青さに 思わず吸い込まれそうになる なにが吸い込まれそうになるのか、わからないから 心が、ふみとどまることを忘れて 瞳をうるおそうとする いつも、こうだったのだろうか 頰を伝うそれを、照りつけるのが 澄んだ青の中にひとつ、ぎらりと輝く 摂氏何千度という、光球のそれだ いつも、そうなのだ きっと、いつまでも、そうなのだ