LiEat ⅠはクリアしたがⅢは未プレイ。
現在Ⅱクリア直後の感想。
話題がごっちゃりしそうなので(ほとんど)Ⅱに絞って書く。
以下、多分なネタバレと画像に注意。
●スクショ
某赤い彗星のような成り代わり芸
早速突っ込まれて草
尚怪しむニュアンスではない模様
先の犬の守衛(トーマス兄弟)に対する言及
世界観説明みたいなもんか。
地味だけど多少フワッと言及あると世界に入り込める派
いきなり物騒な言い間違いをするお姉様・ソフィア
振り返ってみるとここのいい間違えは面白いけど重い
まずいですよ!
案外現代要素のある世界観だった
タバコ吸うような年齢だったんか
構成員をドラゴンで占める治安部隊のような存在・警騎隊のブレット
この作品の独特な所なのだが、ドラゴンとしての力を発揮する=尻尾や耳などを出すことになるということだ。ここまではまあそういうもんもあるよなって感じなんだが、そのビジュアル表現。
↑は小ぶりながら、ブレットの画面右側や外側近くにあるシルエットが「ドラゴンとしての耳・尻尾など」を体から出している=ドラゴン発揮 ということになる。
思い切り半ドラゴン的なモンスター的なのでなく、ディフォルメ表現のまま、シルエット表現でドラゴン形態を描く。これがビジュアル表現として、「キャラクター感」を損なわない、SDチックで暖かみをおぼえさせる、またドラゴン表現はむしろビジュアルとしての「装飾」にも捉えられるかのような程度のものだ。
個人的には、こういったアプローチが気に入っている。
どこでそんな言葉覚えたの…と思うと同時に会話相手のブレットも同じ突っ込みを入れていた。
ちなみにここでの「八つ裂き」という物騒な言葉づかいもエフィーナちゃん(本作の主役の片割れの女の子・↑のブレットの会話相手)は覚えてしまう…
主役の片割れで、エフィーナの保護者的立ち位置のハル(本名テオバルト・レオンハーツらしいが)の過去。
冒頭で「死線をくぐり抜けてきた〜」も強ち間違いではないことがわかる。またその証左の一つか、ハルには顔に傷がある。
あとこういうスラムの少年とか貧困経験設定好きです(突然の感想)
お礼をうまく言えないエフィちゃんかわいい
この後言い直すのだがそれも元気に言い間違える。
今作の犯人枠(?)の少年ウィリアムことウィル君。彼は人の記憶を食らって生きるという能力有して生まれたドラゴンであった。
なげやりなテキストで草
娯楽施設の一職員・オリヴィアに問い詰めた際、神経衰弱でのトランプ対決をしかけられるハル。
対戦の最中、待ったをかけるべく咄嗟にルール追加やお願い事を持ちかけるハル。
ここのやり取りはお互いの腹の探り合いがなかなかスリリング。
てかハル(というかレオ)、咄嗟の場面で機転を利かせられるのはやっぱりプロの詐欺師だ。
作戦会議の最中。ナブスタと化したエフィちゃん。許可されるまでずっと毛布かぶったままのエフィちゃん、純粋かわいい
仕切り直しの神経衰弱。
ハルの細工も見破られてしまう。
くさい(確信)
ウソを食べるエフィちゃんがふと言葉にする、身につまされる言葉。
この「つかれちゃう」は、疲れると憑かれるのダブルミーニングだ。
エフィちゃんは文字もあまり書けない、言葉も多くは知らない幼い子供だ。それもあるのだろう、文章表現としても漢字を使わない「つかれちゃう」としている。
ここの表現はすごくいいと思う。
ハル…レオは詐欺師である。仕事のたびに姿形を変えるし、仕事の為ならば平然と自分を偽る。
そして、その嘘は、彼が生きていくために必要な嘘だ。
レオは食べるためにウソをつく。
エフィは、そのウソを食べて生きている。
二人の共通点。それは、ウソがなければ生きていけないことだ。
同時に、ウソというものがなければ、今の二人は繋がれない。
嘘は、人の身を滅ぼすものだ。その人の自覚を崩壊させるものだ。
しかし、それは理解していようとも仕事でウソをつくし、エフィの為にもウソをつく。そうして生きているのだから。
エフィの危惧は本質的なものだろう。対するレオの答えは、どこか割り切りを感じられる。
真っ直ぐにレオの事が好きなエフィ。
怪物と化したルーカス
彼もまた、ウソを重ね、ウソに憑かれた、ウソ憑きの一人だった
ちなみにボス戦のBGM、雰囲気がすごくいい。
普段の戦闘曲よりテンションをむしろ抑えるというか、悲しげな曲調になる。
ウソを重ね、憑かれたもの悲哀、そしてそれを取り除こうとするレオとエフィ。
それは戦いというか、懺悔や介錯の過程なのかもしれない。だから、BGMの雰囲気がとても似合う。
ウィリアム君もまた嘘を重ねた一人
互いを想うが故の嘘だった…
すごくロマンチックでいいと思う
そして、これは互いにドラゴンの保護者であるレオとソフィアの対比表現である
ソフィアの、悪夢など消えて仕舞えばいいのに、という願いに呼応して産まれたのがウィリアムなら、レオのそれは、
という独白をする。
本人は本音をぼかす。
レオはツンデレ。
しかし、ウソとは人との関係において生まれるものだ。本人の関心如何に問わず、仕事上そんな事情にも首を突っ込まざるを得ない、が、本人は至ってドライ。
そして、何より周囲のいざこざなんて…と思いつつエフィを大事にしているのが彼の萌えポイント。
個人的には、エフィを大事にするのは何か思う所があるのだろうなと考えてるけど…Ⅲで言及がありそう。(過去描写などにそれらしき要素を匂わせている)
隊長と同じ口調となるブレットさん
隊長スキスキで影響受けて言い回しも似てきたりしてるんかな…セリフ寄せてるのいいなぁ
「ほんとうに大事なものは、目に見えない」
某絵本の引用らしき台詞。
そして、それに対するレオの言及。
ここはすごくハッとさせられた。
レオの考え方は、先のゴミ処理場?でのエフィとの会話でもそうだが、実務論的な考え方が強いと思う。
本人の主張としては、「見えようが見えまいが大事なものは大事」という大前提で納得できていそうだ。要は芯のある人間。
会話についていってるウィリアム君かしこい
エンド。
●感想
とにかく浸れる。会話劇の言葉の運び方の丁寧さとか、ドット絵ながら、むしろこのドット絵だからこそか、情緒が伝わってくる。
嘘と、嘘をめぐる人たちのお話。どことなく文芸作品的雰囲気を感じられてとっても好き。
インディーズ感もたまらない
主題は会話劇や雰囲気づくりにあるので、RPGとしてのゲーム的な遊び甲斐を求めると肩透かしを喰らうかもしれない。
ボリュームとしては一章につき2時間程度もあれば終わる程度のお話だがあっさりと、お話の雰囲気は堪能できるしまとめ方もいい感じ。
キャラクターの生い立ちなんかもとっても想像の余地がある。
いわゆる雰囲気ゲーみたいな所があるだろうか
PVとかみて曲調とかキャラデザでビビっときたらガチで楽しめると思う
まだⅢが残ってます。どんなお話かなぁ…ワクワクする