はずレールガン

もがくしょうもないオタクの脳内

流星キッズ ②(キャプ ハープノート編と感想)

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・ハープノート編
本作のヒロインの一人、響ミソラちゃん。亡くなった母への鎮魂歌としても捧げる自分の歌。しかしそんな彼女のスタンスに業を煮やしたマネージャーは、やれ次のライブだ、活動だとマネタイズできる行動をしろととにかく迫る。そんな境遇が厭になって飛び出した矢先、彼女の孤独の周波数を感じ取って同調を迫るFM星人ハープ。ハープノートへと変貌を遂げ暴走する彼女を説得しようと迫るスバルくん。「きみに何が分かる」と吐き捨てるミソラちゃん。スバルくんは、はじめて人を説得する。自分も同じなのだと、かつて父がいたが行方不明になったのだと、ふさぎこんで不登校になった自分にも、母が「ムリに学校にいかなくてもいい」と声をかけてくれたことが、自身の救いになったのだと。自分と同じものを感じるからこそ、今度は自分が誰かに声をかけなきゃと強く思ったのだと。
ここほんっとに素晴らしいシーン。序盤を過ぎたあたりで、ようやっとスバルくんが能動的になる。そしておそらくこれは、前話で天地さんが宇田海さんを必死で声をかける姿をみたからこそできたのかなぁ...とも思う。スバルくんの言葉は、ほんとうに真摯な姿勢そのものだ。誰からの言葉にも耳を塞いでいたスバルくんが、ようやっと自分のことばで、誰かに手をさしのべたいと心から思って、やっと声に出した...そんなシーン。そしてこの話ではじめて根幹のゲームシステム「ブラザーバンド」が機能する。
自分から「ブラザーになってください」と、勇気を出して声をかけるスバルくん。ドキドキだし彼の成長の瞬間でもあるしとってもいいシーン...。