はずレールガン

もがくしょうもないオタクの脳内

雑・雑記

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描き途中のイラスト。↑の子はビビちゃんという。

 

僕の最近の「異性観」。
これは、このイラストのビビちゃんもそうなんだが、個人的には
かなり意図的にセクシャルな記号を廃している。
僕は、キャラクターにセクシャルなものを投入するより、感覚的な話なのだけど、「なじみ」をいれたいと思っている。
「かわいい」というより、「なじむ」という感覚。
僕は、自分で描くビビちゃんをそりゃ「かわいい」とは思って描いているが、それ以上に自分にとって「なじめる」キャラクターとして描いている。
僕は、オスの身体をもっている。描画対象のビビちゃんは、女性キャラクターとして描いた。セクシャル的女性の記号としてわかりやすいのは、バスト、ウエストのくびれ、ヒップだ。後は足の肉感なんかだろうか。
そういうものは、ちょっと廃して描いたというか、性別記号としてあまり主張をしない程度に描いた。
それは、「なじみ」がほしかったからだ。
僕はオスの身体をもっている。性転換手術などもしていないのだから、乳房にふくらみがあったり、丸みのあるヒップであったり...するわけではない。
が、僕はまあけっこうなやせ形だ。現状しようとは思えないが、女装をすればある程度ごまかせる程度のシルエットになるのではないか、というくらいにはやせている。と思う。
で、そんな身体の僕なので、ビビちゃんになじめる要素といえば、「女性的な身体の細さ」という要素だ。自分と、自分のキャラクターの共通点を大きくするために、ビビちゃんのバストは描かなかった。というか、バストへのこだわりがない。なくはないけど、描くとすれば、小さい方がいい。「なじみ」がほしいからだ。
だから、ビビちゃんはキャラクター自身の主観的に「わたし」として設定された女性の身体をもっているし、描き手の共同化願望由来の「ぼく」の身体も有している。
「ぼく」でもあって、「わたし」でもある存在。
まあいってしまえば、性別というものや、性別から発されるセクシャル的記号への頓着が薄くなっている...というのが現在の心境である。

・おカネの教室: 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密
先月・9月のいつぞやにふらりと立ち寄ったブックオフ某店にて、800円で購入。
経済のしくみから世の中のお仕事のアレコレについて、「カイシュウ先生」なる長身で謎多きキレ者の先生が「そろばんクラブ」と称してクラブに入った男子・女子中学生の二人にお話したり毎度宿題を設けたりする。先生の社会事情に関して語る鋭くもやわらかい語り口はもちろん興味深いのだけど、それだけでなく登場人物達のドラマも平行して進むので、毎度続きが気になってスルスルと読み進められた。で、このカイシュウ先生、飄々とした態度で基本的に優しいのだけど、リーマンショックを引き起こす直接的な原因となった一文の銀行家達に、そして自らに対して「ダニ」とこれ以上ない蔑称で一蹴しているのがかなり印象的。こういう事情に対し、思うことがある。ハサウェイの「例外規定がある限り、人は不正をするんだ」という言葉だ。
まあともかく、文章の一節一節に着目するよりも、続きを読みたい一心でちょっと雑に読み飛ばしてしまったかも知れないので、生きている内にせめてもう一度は読みたい本。間違いなく名書だと思う。てか僕の説明ヘタだなぁ...おカネに関わるお仕事をしている人は、ものの理解力が的確で頭が下がる思いだ。...というくらいの感想程度しか出てこない理解度の人間である、、、、

・承認欲求女子図鑑
Amazonにて購入。1週間ほど前に到着したものの、開封するや否やその日のうちに読み終えてしまった。
認めたくはない...というと、それはそれで失礼なのかもしれないが、自意識の在り方と向かい合うようなお話...どうも好きなのかもしれないね...そんなだから読んでしまう。
 で、感想。
というものの、なんとも...ハッキリとした感想が浮かび上がってこない。
だけども、思えることはある。
人は、そんなにほかの人が、すきなの?
いたずらに、人が人を好きであるがゆえの悲劇の数々が綴られているような...そんな気がした。
承認欲求をみたすこと、それを発信すること、それをマネタイズすること、
この一連のプロセスが個人の内的な自尊心だとか、内面のモノまで切り売りするところまできて、やっていってしまうがために、キズを負う。
かなしいお話だと思う。

・DELTARUNE チャプター2
最近DELTARUNEチャプター2をプレイ。まだ本ルートしかクリアしていない。相変わらず面白かったし、ほんと無料でここまでのボリュームで配信するってありがたすぎる。UNDERTALEや今作のような「きずなや愛のあり方」にすごく心を動かされるのだけど、おそらくこれは、作品内のキャラクターたちが人の形を有していない、かつ、明確な性別設定をなされていない状態で「信愛」描写をするからだと思えた。NLとかBL、GL、まあカップリングへの嗜好は世の中色々あるだろうし、現実空間においてもそうなのだけど、同作のキャククター同士のカラミって、そういう所から逸脱しているんだよね。これ本当すごいことだと思う。年齢も性別もお国柄も。何もかも関係なく、「スキだからスキになる」本当にこれだけの理由でカラミができあがる。なんかね...こういうの大好きなんだよ。クリスも性別明示されてないの本当いいと思う。そういう所に、すごく優しさというか、懐の深さを感じさせる。どうでもいいけどタスクマネージャちゃんかわいすぎる。クイーンが「草」っていうのめっちゃすき。そのうちAルートもやろうかなぁ。後ノエルとスージィが観覧車デートするとこほんとスキなんだよなあ...で、オチ担当のバードリー。彼、BGMなんかやたらかっこいいきがする。ボス戦も一度敗北した。てか後半わりと難しく感じた。それにしてもこの調子でChapter7までやるってToby氏たち大丈夫か...?チーム制作にはしたらしいけど労力えぐいやん。Chapter2、明らかにストーリーの長さというかボリュームがChapter1の2倍近くになってるんだよなぁ。それでいて細かいテキストや演出関係もちゃんと凝った作りになっていて抜かりがないし。ほんとおもろかった。

イカゲーム
 ネトフリ限定ドラマ。言わずもがなだとは思うが感想。これは本当面白かった。デスゲームものでありながら韓国の下層者層の実情をしっかり描いて周辺事情もドラマに落とし込むという描写をしてくれたり、ゲーム参加者たちだけでなく「マスク」達管理者側の内情も、そこに潜入する警官ファンジュノをはじめとしてドラマを展開させて描くっていう二面のストーリーを展開したりと描写幅の射程が広くてすごいよかった。文字通りの群像劇。これを1話1時間の全9話で一応はしっかり描ききってくれてるからほんとにスゴイ。視聴後、紹介記事とかもかるーく読みあさったりはして、まあそれなりの批判もあったりはするっぽいが僕はほんと好きだなぁと思った。勢いやシチュエーションありきの場面がまあないでもないけどね...。そういう意味では現実を切り取った作品としてリアリズムに振り切ったかといえばどことなくアニメ的というか漫画的な展開もあったりとキャラクターイズムっぽいとこも感じさせられるところがあったりもするんだけど、まあ微々たるもんで人物に愛着沸いたら絶望感もハラハラもぞんぶんに味わえる。後いちばん気になったのはソウル大卒銀行マンという絵に描いたようなエリートのサンウがゲームに参加するまでの過程。いったいどんな失態を犯して、どんな心境でそこに臨んだのか...という過程がどこかで明かされるのかと思ったらそんなことはなかった。会話劇で略歴が明かされる程度。中年エリートの苦悩っていうものまで描ききってくれるものかとちょっと期待したのだけどもそこは残念。僕の知らない世界のことを教えてくれるかと思った。まあそんでも、そういう典型的な「切れ者の秀才」が切羽詰まって機転を効かせるシーンの描写とそのブレなさ、容赦のなさっていう表現は見事で、最後の最後でブレるんだけどその人間味がすごい良いのね...ちょっと書いててつらくなるが。後このキャラクターの台詞で「女は弱いからチームに入れたら云々...」みたいなのを指してか、女性蔑視的メッセージが込められているみたいな抗議もあるようだ、というような記事も見受けられたけど、そういうこと考える人いたとしたら見方が浅はかだと言わざるをえない。競争社会の風潮が強い韓国で、エリート扱いされるソウル大卒、しかも当初は主席入学ということや兵役も経験したりと、文字通り競争だったり男性社会に多く身を置いてきた身分のサンウ。そんな彼が生死をかけた文字通りの逼迫した状況なら反射的にそういう言葉が出てもおかしくない。ようはキャラ表現の一環として出てきたセリフに彼の男性主義というか生来能力主義思想が垣間見えてしまったのであって女性蔑視とは関係ないと思う。もしそういうニュアンスが作品に含まれていたら他の登場人物ももっとそれらしいセリフ吐いていたり男性側に都合の良いような「簡単に女性が男性になびく」描写があったりしただろう。そういう偏りかなりないと思ったけどな。
 で、登場人物たちのキャスティングはすばらしいと思ったしとてもエキサイティングな映像体験ができた。極限状態におけるヒューマンドラマって無限のリヴァイアスだなぁ...とか思いつつ観たりもしていた。こういう容赦の無い人間劇って趣味悪いかもだけどやっぱ...いい。僕がああいう場に放り込まれたらどうするかなぁみたいな妄想を節操なくしてしまう。自分でいうのもなんだけど、僕は文脈を要さない「シチュエーション的なグロ」には強い人間だと思うので人死にへの体制は強いかも知れない。そんなだからルールに従順に従ってある程度まで機械的に生き延びれたりしちゃうかもなぁとか考えたり。という一方で、ヒトの心や在り方について言葉でわりと考えてしまうタイプの人間なので、ヒトをどうこうするくらいなら何もしないほうがマシだと潔く自○してしまうかもしれない。なので、ある程度まで案外うまくいって脱落か、すぐ自○かのどっちかだと思う。まあ一番はその時の精神状態によるな。

●雑に日記
・友達の手伝い→たまにやっているやつ。この日のやりとりは中々刺激的で彼の足をカッターで切りつけたり僕も軽く自分の足を切りつけたりした。彼の足に牛肉からしたたる赤い肉汁を塗りたくるなどした。なかなか刺激的なことをした。これ文章だけ書くとやべーな。
・後輩と円山動物園にいく→緊急事態もあけて、再開したということでひっさびさに円山動物園へ。後輩の彼、まあ疲れ気味な近況ということもあってあまり会話もそう多くなくこの日は早めに切り上げる。...はともかく、たくさんの生きものを観れてよかった。セイキムクドリさんという青い鳥がいるのだけど、この鳥を知れたことがほんとうに収穫。青い鳥っていいよね。すごく情緒的だと思う。鳥類館で出会ったが、この鳥さんのほうから近付いてきた。そういう人慣れがあったり、まあ幸運なタイミングに出くわしたのだろう。その時は、ちょっとロマンスを感じてしまった。幸運と、青い鳥という頭の中でつなげてしまってついね...
・失業保険をもらう→ぼくの勤務条件だとほんらい3ヶ月しかもらえなかったのだけどコロナの影響で2ヶ月延長となった。なのでもう1月か2月はもらえる。でその帰り道、出口付近の人に呼び止められて就労への研修だかに誘われてしまった。説明会だけでも...ということで、参加すれば活動実績にでもなるかと思い承諾。まあなんというか...こういうキャッチセールス的なやり口って未だにやるんだね...へんなイヤミとかでなく、お仕事って大変だよな...
・きゃらデンで通話→月1か月2くらいのペースで話す人いるんだけど、今回べつの人に声をかけてみた。というのもその人のプロフィールが読書好きだったりTRPGだったりアニメ映画などと趣味の広さを感じさせられたからだ。で、話してみると高校時代に演劇をやっていたりだとかペルソナの話とかオタク的な話も色々聞かせてくれた。楽しむには楽しめたんだけど、正直僕が自分語りをせず(しようとしなかったりするのも悪いが)聞く姿勢になんかわりと特化してしまったので通話後消化不良。で腹いせにこえとものランダム通話をかけてみてマッチングした高校生だという女性とお話をする。そのときはなんか僕も躍起になったテンションというか変に饒舌になってたりもしてたと思うが、話を通じて向こうもめっちゃ笑ってくれたりと楽しめたので満足。
・某コミュニティサイトで応募した人たちと天体観測にいく→夜の当別ダムにいく。主催者の方に車で乗せてもらった。たぶん僕より一回り年上の男性の方。現地の景色はとてもキレイで、カシオペヤ座やはくちょう座夏の大三角は観測できたし天の川もみえた。木星土星もみえた。プレアデス星団もみえた。他はというとなかなかわかりづらいもののへび使い座はアプリと照らし合わせてわかったかな?
この日カメラ持って行ってた。連れてってくれた方はカメラもしているということで、夜空の撮り方教えて貰おうと思ったのだけどコミュ障でタイミング失ってこの日は聞けずじまい。次回教わろうと思います(白目)